離職理由が親の介護だという人は年々増加の傾向がありますが、職種や勤続年数などによっては、社会復帰までに時間がかかったり、賃金が大幅にダウンしてしまったりするケースもよく見られます。
特に、人員に余裕のない企業においては、再就職者の受け入れを積極的に行っているところが限られてくるため、余裕を持って無理なく働ける職場を探すことが大切です。

例えば、医療や福祉、飲食などの求人数の多い業界においては、介護離職を経験した人に対するサポートが強化されている企業も増えています。
再就職活動では、キャリアとともに年齢も選考時に厳しくチェックされるので、上記のように幅広い年齢層の方が活躍している業界のほうが、チャンスがあるかもしれません。
また、どうしても就職活動が難航するようなら、正社員にこだわらない働き方を検討することも大切でしょう。

それから、介護離職をした場合、ブランクの期間によって、内定後の役職や賃金、仕事の幅などに大きな差が出ることがあります。
そのため、納得のいく待遇で雇い入れてもらうためには、就職活動時には実績のある人材紹介会社やハローワークの職業相談員などからアドバイスをもらうようにしましょう。
そうすれば、条件に合った仕事を探してもらえるかもしれません。
特に人材紹介会社では、公には募集がかからないような非公開求人の案件を持っていることもあるので、相談してみる価値はあるのではないでしょうか。
いずれにしても、早い段階から動くことが肝心です。