社会復帰を念頭において介護離職をしよう!

一般的に離職期間が長くなると、社会復帰は難易度を増してきます。
さらに、両親の介護離職の場合、その多くは40代以降の年齢層になるため、ただでさえ再就職の面ではどうしても苦労が伴ってしまいます。
しかも、介護離職を肯定的に受け止めてくれる企業なら問題はありませんが、現実的には介護離職の期間はブランクとして扱われてしまうため、再就職活動では非常に不利になってしまいます。
ですから、やむを得ず介護離職をしなければならなくなったときには、再就職のことも視野に入れておくようにしましょう。

介護中は24時間、休める時間がありません。
だからといって、介護だけに時間を費やしてしまうと、再就職は茨の道になってしまいます。
そこで、介護サービスを上手に活用し、時間を有効に使う発想の転換をしましょう。
そして、少しでも手が空いた時間があれば、コツコツと資格の勉強をするなど、再就職に向けての準備をすることが大切です。
また、介護離職が必要となったときには、現職を離職してしまう前に、復帰に向けた相談や打診を上司にしておきましょう。
40代を超えてからの離職は、30代までとはいろいろと条件面が異なるので、社会復帰までの計画を立て介護離職をするほうが、選択肢の幅は広がります。

その上で、社会復帰を見すえて離職期間を過ごすように心がければ、求職活動をはじめてからの展開がスムーズになるでしょう。
ブランクの期間を無駄にしないことが、後の社会復帰に大きく影響すると私は思います。